花談議63 ≪北海道は、でっかいどう !≫  しゅくこさんからのお便りです。
 
和田さん、はなさん、昭子さん、マリコさん & みなさまへ

                                                しゅくこで~す

 
ご無沙汰いたしております。 お便りありがとうございました。
 
7/25日、北海道の旭川空港に降り立つと、「迎えは結構です。タクシーでいくから」と言ってあったのに、大勢の迎えの中に何年来の馬仲間の浜田君 (仮名)の笑顔があった。
 
車の少ないだだっ広い道路はどこまでも一直線に伸び、等身大の馬のオブジェがあちこち。
さすが馬産地。こうこなくちゃね~、北海道まできたかいがない。
気の遠くなるような青空は日本のサイズではない。
ブラジルやカナダにお住まいの方には、普通の土地にしかみえないかもしれないが、チマチマした日本に住んでいると、北海道はでっかいどう! なのである。
 
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10分くらい走ると、前方の小高い森の中腹に白い瀟洒な建物、宿泊先のキトウシ高原ホテルだ。テラスから階段を降りると、NPO法人大雪山自然学校の乗馬施設がある。
 
旭川とはいっても、そこは上川郡東川町がかかわっている自然の森で、スキー場、キャンプ場、温泉などが市民の憩いとして場所を提供している。
 
このホテルはユースホステルをちょっと高級にしたような、でも、どこかにとても気の利いたところもあり、地元の町内会のおじさん、おばさんの日帰り行楽の施設みたい。
 
トイレが共有で廊下を歩くスリッパなどないが、素朴なトロン温泉が気持ちいい。
 
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浜田くんはここにくるまで、島根、埼玉の乗馬施設で仕事を覚え、先輩のやり手、剛腕姉御たちの下で、ときには容赦なく罵倒されしごきにしごかれてきた。
しかし、口の重い穏やかなかれは、切れることも、反論することもなく、ただそれを素直に受け入れ、誠実に1つずつ責任感をやしないベテランへの経験を積んでいった。
その経緯をはらはらして見てきただけに、こんどは縁があって市の職員として
この乗馬施設で、はじめて1人で責任をもつまでに至ったことは嬉しかった。
 
まずは、2頭のどさんこを入れ、馬場と厩舎を手作りし、早稲田大学出身の20代の青年を配下に、市の関係者たちと良い関係を広げていった。人はこんなにも顔つきがかわるものか?
はじめて自分が全責任をもってスタートさせる施設。
そこにかれの財産ともいえる、どさんこ娘の2頭がきたとき、写メつきのメールがきた。
 
「馬が東川に到着しました。嬉しくて仕方ありませんでした」と。
「落ち着いたら遊びに来てください」という報告が届いていた。
 
37才独身のかれは、「いまのところ、ぼくの彼女はこの娘たちです」
 
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この自然公園は旭山動物園にも車で15分程度。こちらでホテルにとまり、目の前で馬の手入れを含んだ乗馬体験をし、トロン温泉に入って、おいしいものをたべれば、膝や腰の痛い方は、すぐに良くなるような気がします。 朝4時にはもう空が明るくなり、涼しくて北欧に居る気分。
エアコンがなくても自然の空気が気持ちいい。
 
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ヤムもうららもとても穏やかで、柔らかい背中をしています。
 
はじめての方でも、手入れをし、2人つきで外乗のおともをしてくれますよ。
お暇のある方はぜひ訪ねて行ってあげてくださいね。
 
まずはご報告まで。 
 
連絡先は
 
※ NPO法人 大雪山自然学校 馬事業部  送迎あり、
 
tel :   0166-82-6500  浜 祐介  
 
※ キトウシ高原ホテル  0166-82-4646
 
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