丁度1年近く前の2016年9月9日の花咲爺の会への書き込みを見つけましたのでトラックバックを貼り爺の会のホームページに掲載して置くことにしました。 今年の杉並のトロピカルフルーツマンゴーは、どうなんでしょうか?辻さんのお便りを聞きたいですね。
 
≪東京でマンゴー収穫のお話です≫ 辻さんからのお便りです。
 
和田様
50年の皆様
花咲爺の会の皆様
 
東京杉並でトロピカルフルーツのマンゴーを露地栽培中、今年も、先日最初の果実が色付き、収穫しました。今年は大豊作で鉢植えの木に22個のマンゴーが結実しております。
という訳で今日は、東京杉並の京王線沿いで頑張っているマンゴーのお話です。事の始まりは、自身長年熱帯果実のマンゴーを輸入販売しているのですが、ある日東京の堪え難い夏の暑さは産地の、マニラ、バンコク、ケアンズ、ペトロリーナの気温と同じではないか、それならいっそ東京で自家栽培しようとの思い付きを実行に移したところから始まりました。今から8年ほど前になります。先ずスーパーで手に入れたフィリピンマンゴーの 種を小さな鉢に播種、発芽した苗を台木として1年半程育て、そこに沖縄から取り寄せた温帯向きのアーウイン種を接木して育て五年前から毎年収穫しております。
さてこの露地マンゴー栽培、正確には半路地です。何故なら寒さの厳しい12月から3月の4ヶ月間は加温無しの倉庫に保管しております。この倉庫保管の理由は、東京の朝方は気温が年数回摂氏5度以下になる時の低温被害回避の為なのです。逆に東京杉並区の室内では厳寒期でも5度以下にはならないと言う証明でもあります。一方夏は京王線沿いの駐車場の気温は40度を軽く越えると言うマンゴーの原産地のインド並の暑さになります。そんな皆様がにわかに信じ難い東京の気候が、東京マンゴーを実らせてくれているわけです。そして樹上完熟果実の糖度は驚くなかれ18度と言う、熱帯栽培果実以上に甘くなります。
この情報、日本でイペー栽培に情熱を燃やしておられる皆様の、何かのヒントにでもなればとメールした次第です。もしも、さらなる興味のある方、下記ブログで栽培の詳細記録をご覧ください。
東京杉並在住
 
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写真の葉の向こう側にわずかに見えるのは京王線の車両なんですよ。