井川『花咲爺の会』会長の今後の活動方針に付いて
 
 
和田さん
 
      井川です
 
お元気で毎朝歩いておられるご様子、何よりと存じ上げます。風車公園のイペーアルバ、ですが、これは有隅先生ご推薦のTabebuia alba種のことでしょうか?
 
杉井さんが耐寒性の強さに期待されているようですが、その点はどうでしょうか? ポルトアレグレの最低気温は、どの程度でしょうね? 立川の佐藤さんの話では、イペーは低温よりむしろ「空っ風」に弱くて、夥しい数の苗が枯れてしまった(今年の春)ようです。来週佐藤さんをお訪ねして、その辺の詳しい実情を訊いてみたいと思います。
 
 
 
ところで、何度も同じことを言って恐縮ですが、「花咲爺の会」にとって、来年の日伯移住110周年とその二年後の東京オリンピックは、またとないチャンスだと思います。
 
来年、ブラジル政府(またはそれに準じる団体)から日本政府(または東京都など)に対して、イペーの樹木数本(開花実績のある、耐寒性の強い木)が贈呈され、立川で約二年養生後、国立競技場前(などの一等地)で植樹式を行う・・・・・というのは、イペーのPRのために最高の筋書きだと思うのですが、これについて、和田さんの個人的なご意見をお聞かせください。
 
また、和田さんはニッケイ新聞深沢編集長(などメディア関係者)と親しいのではありませんか? (アマゾンの三宅昭子さんから紹介していただいてますが・・) そういう方々にこのプロジェクトの可能性や進め方についてのご意見を訊いてみていただきたいたいと思うのですが、どうでしょうか? 和田さんやブラジルの皆さんが「やめとけ}と言われるようでしたら、別の方法を考えます。
 
いつも面倒なことばっかり言って、すんまへん! よろしくお願いします。
 

 

井川さん 爺の会会長としての今後の活動方針に付いては、明快な方針を示して頂いており(今回のメールでも)ブラジルサイドの我々は、その線に沿い実現させるべく努力するとのご返信は既に差し上げている筈です。爺の会の会長は、ブラジルサイドに手伝わせて日本での実現可能なプロジェクトを立案、実施して行くのがベターです。井川さんはブラジルへ移住した我々の応援団長ではないのです。爺の会の目的と趣旨に従い自主的且つ積極的に日本国内で頑張って頂かなければなりません。我々こそ爺の会の応援団なのです。その点お間違いないようにして下さい。

 

井川会長の方針、企画に沿いブラジルの我々は何をすれば良いのか?
先ず第1に砂古さんが提示して呉れた1978年の法令6538号、第13条の規定を正確に法令そのものを入手内容を検討しその条項の法律としての規制力、実効性を見極める必要があります。時間がなくまだ弁護士協会の図書館に行けておらず現時点では、この法令、規定に対する解釈、判例等を検討しておらず出来るだけ早く明確にしたいと思って居ます。

 

今日恵子が援護協会事務所内で行われれる巡回診療のお手伝いに行くとの事で車で同行し帰路3時間近く1万6千歩歩いて来ましたが、途中飛行場に立ち寄り飛行場内の農務省の検疫を遣って呉れる場所を尋ねましたが、9月20日は、ファロピリアの州の祭日に当たり事務所は閉まっていました。明日からサンパウロに4泊5日で出かけますが、少し早めに飛行場に行きイペー市で提供して貰う予定の井川さんご希望の花を付けているしっかりした苗2本をポルトアレグレで土を落とし良く洗い処理した苗を飛行場で検疫を受け輸出用のサーチフィケートを出して貰えるかどうかチエックして見たいと思います。これを出して貰えれば航空会社は、JALのワンワールド使用の場合は、TANNYK行に乗せる、ANA使用の場合は、AVIANCAUALでポルトアレグレからサンパウロ経由NYK -成田便で送り成田で通関して受け取って貰うことになりますが、先ずイペー市提供の苗でテスト飛行をして見て上手く行く事が判明すれば、第2陣以降としてサンパウロ州、パラナ州の日系代議士、邦字新聞社の協力等を要請すると云った具体的な動きが可能となると思います。先ずは、私自身で法的問題、飛行場での検疫、サーチフィケート取得、航空会社の受け入れ態勢等をクリアーしない限り無差別にお願いしたりバロンを挙げるべきでないというのが私の考えです。

 

基本的には、井川会長の企画通りブラジルサイドでお手伝いできることを諸問題を詰めて方策を探ることから始めていますので今しばらくお持ちください。確実な線で現在の所、イペー市提供の苗を使用する以外の方法は考えていませんのでご了承下さい。日本での通関、受け取りの可能性に付いては、次回佐藤さんと話される際に成田で検疫を受けて通過する苗をブラジルサイドで準備するための土を取り除き洗浄、苗の根等の保存方法等、ご指導を受けて知らせて下さい。

 

下記写真は、今日立ち寄った祭日で閉まっていた飛行場内の農務省の貼り紙です。
 
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