ブラジルから来た木々の花を咲かせる会(花咲爺の会)仮称への協力!!

 

井川さま 花咲爺の皆さま                有隅です 

井川さん、今回はほんとうにご苦労さまです。

さて、イペーやジャカランダに関し技術的、園芸学的なことでのご助言なら幾らでもする、但し表面にしゃしゃり出ない形で、と言うのが私のモットーなのですが、今回はそうも行かなくなったようですね。しぶしぶながら覚悟を決めました。

私は鹿児島大学農学部園芸学科で、永年観賞園芸学講座を担当していました。1996年3月末で定年退職、鹿児島大学名誉教授ということになっています。

それでお願いですが、和田さんの趣意書の中のメンバー表で、私の肩書き「最高顧問」は「技術助言(者)」に、また私だけに先生を付けるなど以ての外、「有隅健一」として下さいますよう。毒づきますが、私にはブラジル・ポルトアレグレはどうやら鬼門の方向のようです。

ところで、今回のことで皆さんからいろいろ情報が寄せられているのは嬉しい限りですが、太平洋ベルト地帯でも、海沿いは気候が柔らかいので参考には出来ても、耐寒性という観点からは戴けません。西よりは東の地域、それも出来るだけ内陸深く入り込んだ場所ということで、関東でも栃木や群馬県での植栽、開花の実績がないかを皆さんにお聞きしていました。

また大都市では中心部よりは郊外、また街の規模ではそれが小さいほど、更に細かく言えば北西の寒風を防ぐ遮蔽物があるかどうかといった微気象も関係してきますし、植物サイドからは遺伝的な素質(この部分を私は最大の問題にしているのですが)に加え、樹齢も大きく関係してきます。情報集めには、このような気配りも必要です。

今回は太平洋ベルト地帯の東とはいえ、大都会の真ん中の新宿御苑がターゲットですから、可なりいい加減の耐寒性でも私は済むと考えていますが、皆さんがイペーを世界中に広げようとされると、並みの耐寒性では到底対応出来ないことを銘記されるべきです。

気象庁には、各地測候所の過去の気象に関する詳細なデータが公開されていますので、是非参照されることをお願いします。今回のことでは小出さんのご助言で町田市の例を紹介することが出来ましたが、更に深く内陸部に入った場所でのよい情報が得られたら、この問題の根本的な解決の大きな拠りどころになると思っています。それで早速ですが、群馬県邑楽郡大泉町観光協会に照会をしてみました。

 

有隅 先生(この敬称は、以前にも申し上げた通り私が死ぬまで変更しません)

ポルトアレグレが有隅先生の鬼門に当たるとこ事ですが、こよなく愛されたアルゼンチンも同じ方向ですので少し安心していますが。。。

本来なら落第生として除籍処分を受けるか昔風に云うと≪破門≫か≪勘当≫処分を受ける所ですが、出来の悪い程、可愛い??との心理も働き遠い鬼門の出で我慢するか!との御心境に到達して下さったようで大変嬉しく存じます。井川会長を支援して頂けるとの事で今後のキャンペンにバックボーンが出来て前に進めそうです。井川会長には、植栽の事も勉強して頂く必要があると思いますが、政治力抜群、行政手腕強力の名会長、先生の教えをきっちりと守りキャンペンの舵取りの出来る方ですのでご安心下さい。

新しいページとして下記BLOGに2010年4月に鹿児島で先生に弟子入りを認められた時の嬉しそうな写真と先生ご夫妻の写真を皆さんに紹介して置きたいと思います。今後のキャンペンに必要とも思えますので有隅先生のお宅で撮らせて頂いた写真等も一緒に貼り付けて置きます。