花談議176≪キナバル山登山≫ 杉井さんからのお便りです。
今年は異常な寒気で寒くてたまらないので先月末ボルネオのキナバル山
(4,095.2m)登山に行って来ました。
海抜ゼロに近いコタキナバルは日中気温30度で半袖。そこから車でキナバル自然公園(1,564m)に1泊、登山口(1,866m)から山小屋(3,273m)に更に1泊して翌朝ご来光を見るため2時半に出発、5:45頂上着でしたが、残念ながら雲が多くてご来光は見れませんでした。山小屋で5-6度、山頂でも0度くらいで日本の夏山と同様でそんなに寒さを感じませんでした。
標高差2,200mの歩行距離が僅か8.72kmというのは登山道が如何に急勾配かを表しており、前半4kmは段差の大きい木の階段、後半は岩だらけの道で
登り下りとも結講疲れました。
日本の山ではジグザグの登山道が多いのでこんな直登ばかりの登山道という
のはあまりありません。しかし1km毎にトイレと洗面所と屋根付きベンチの
ある休憩所が設けられており、山小屋も4人部屋や6人部屋でも2段ベッドで
一人ずつ寝れ、共同シャワー室もあるので日本の山小屋よりも快適です。
世界一大きな花、ラフレシアや食虫植物のウツボカズラ(Nepenthes)や名前
の分らない多くの蘭の花が見れたし、ドリアンマーケットでドリアンを食し
たりで満足しました。
マレーシアは華僑が経済を支配している様で、中国語の看板が多く北京語
が英語同様に通じます。
杉井