花談議187≪ 猫ヤナギに寄せて≫ 出石さんからのお便りです。
和田さん みなさん
出石(イズシ)です。いつも花談議ではカラフルな写真を楽しませていただいてますが私の花(花かどうかわかりませんが)と言えば、もう何十年もこの時期になると山に取りに行ってる花?があります。
それは猫ヤナギです。
先日来話題になっている「神戸電鉄」が我が家の前を走ってます。
これは昔、神戸の湊川と有馬温泉を結んでいる線だったので神戸の神と有馬の有で「神有電車」と言われていました。
それが、湊川から一駅南の「新開地」まで、北は三田(サンダ)まで、西は粟生(アオウ)まで延伸されて「神戸電鉄」になりました。
約50年前に神戸市が、有馬口と神鉄六甲(以前は六甲登山口)の間に唐櫃(カラト)団地を造成し、真ん中に「唐櫃台駅」ができました。
唐櫃台は裏六甲にありますので、夏は涼しいのですが冬は雪が降ることがあります。
越してきたころは今よりいっぱい雪が積もって、庭の雪を集めて「鎌倉」を作り子供たちが中に電気ストーブを持ち込んで楽しんでいたこともありますが、今は温暖化でしょうか年に2~3回降るくらいになりました。
ある冬に裏山に家族で行ったときに猫ヤナギを見つけました。
私は子供のころから猫ヤナギのあのふかふかと柔らかな姿が大好きでした。
で、毎年2月になると必ず取りに行きます。ある年、あんまり寒い日が続いたので3月の初めに山に行きましたら、もう、猫でなくなっていました。
季節をちゃんと知っている植物はなんて賢いのだろう、と感心したことがあります。
山に取りに行くと言っても、家から7~800歩位で六甲山の車止めのある所に着きそこから3,000歩位で目的地です。車止めがあるので一般車は入れないし、渓流沿いの舗装された道で川音と鳥のさえずりしか聞こえない静かな道なので、和田さんを見習って毎日歩くといいのですが、なかなか・・・です。
猫ヤナギは、水を入れないで活けると1年間、全く同じ姿でいてくれます。
だから毎年、いっぱい取ってきてみんなにあげています。
今年も取って来ましたので、今日は移住ミュージアムの事務所のも去年の分と入れ替えてきました。
来週は西宮市の国際交流ディーでイベントがあり、ロンドリーナ友好の会も参加しますので会の人たちにあげるのに、10人分くらい持っていくつもりで準備しました。
去年の猫ヤナギ
今年の猫ヤナギ
綿の花が10年くらいになりますので薄汚れています。
花屋さんに行くたび気にしてるのですがなかなか見つかりません。
トイレの隅にも
去年の分
昨年の分
テーブルの隅っこに去年の分が写ってます。
英国ドラマを見ていたら背景に猫ヤナギが写っていましたが、ブラジルには猫ヤナギはあるのでしょうか?
新芽を寒さから守るための猫なので、暖かいブラジルにはないかな?
懐かしいと思ってくださる方がいましたら嬉しいです。