花談議252≪カトレア採集の毎日≫松栄さんからのお便りです。
ネットの皆様 展望台の皆様
麻生さん、パイナップルのレポート、ありがとうございます。
私もアマゾンを周っていて、面白そうなパインを栽培していっちょう成金をめざそう、と思ったのですが、プランテーション経営はこの年では難しく、先日の強盗被災で、ブラジル郊外の仕事は難しそうだ、と今はおもっています。そんな次第で。
 
てなわけで、去年だったか一昨年だったに始めたカトレアが気に入って、今はハマっています。
 
日本にいた時も、興味があった(もう50年も前)ですが、カトレアには日本の気候が余りにも厳し過ぎました。今も日本はその条件は変わっていないと思いますが。
そんな中で、なんとか自分で洋蘭を咲かせて、自分で咲かせた花が見たい、という一念で、母は苦労しながらもランに対する執念でしょうか。頑張っていました。
晩年は生け花の免状(未生流の流れ)をとって、70歳くらいで10人ほどお弟子さんをとって、週一回、家でお花を教えていました(趣味と実益で)。
 
そんな母が、こちらに来たおり、セアザ(サンパウロ中央卸市場)の花の卸市に連れて言ったら、ミルトニアという蘭を気に入って、日本にもって帰りました。
もう20年以上前の話ですが、それを自分の部屋に入れて、冬も持ちこたえて、カラカラに干上がる日本の寒い冬を超えて,花を咲かせました。それが母が亡くなった一昨年まで、毎年咲いていました。(自慢だった)
 
ですから、日本の冬でも自分の寝室の窓から光の入る部屋で直射を当てなければ、ミルトニアは綺麗な花を毎年咲かせられるようです。
水やりもごく少量で。(部屋に湿潤機を常時使っていたようですが)

カトレアとかレリアとかファレノプシス(胡蝶蘭)は、日本の冬は相当難しいようです。プロが摂氏15度くらいで維持できる施設で咲かせて、高価で売っている蘭
は、花がさいているうちは少々寒くても維持しますが。
その後の花が終わっての置き場所で、摂氏10度以下に1週間も持続して
寒さが続いたらとても弱いですね。
そんな感じで、寒い日本でもカトレアが咲かせられる方法を、今ジックリ
考えています。方法はありそうな気がしています。
 
一昨日、またリベルダーデの東洋市に来る蘭屋さんに採集に行ってきました。
山に行くのは、危ないし、経費もかかるし、取れるとはかぎらないので最近は手っ取り早く、町(市場)に採集に出かけます。
一株、気に入ったのが有りましたので、買ってきました。
ワルケリアーナ系の交配種で、紫色でセルーリアというのでしょうか。
この鉢で50レアル(約1500円換算)でした。
こんなのは山に行っても、なかなか取れませんしね。
 
その写真を添付します。
 
   店で見つけた
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   我が家に持ち帰って
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   販売状況、こんな感じで売られています。
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