花談議286≪不都合も多々ありますが我が家を気に入っています≫ しゅくこさんからのお便りです。
古谷さ~ん & みなさまへ
しゅくこです
ご無沙汰してま~す。
ジョンとクレイトンは新しい住み家を気に入ってるでしょうか?
どんな反応をしているのか、興味しんしんです。
ところで関西地区の地震帯を示した地図。拝見しました。obrigadaデス。
ホントに、これではいつなにがあってもおかしくないですね。どうしましょう?
日本列島を裸にしてレントゲンをとると、地震帯だけではなく河川がまるで細い体をびっしり覆っている毛細血管みたいです。おてあげです。
私の家は木造建ての30年。体育館などを手がけてきた建設業者が試験用に?
建てたもの、という触れ込みでこれなら頑丈な造りだろうと購入したのです。(淡路島の魚介類のお土産をもって挨拶にきてくれたので、それにつられたのが主な動機かも)。
入居当初は台風がくると二階のベランダを支える支柱がないことに気づき
(このボンクラのわたしが、です) 二階は、まるであるぜんちな丸が台風のあと横浜を出たときの揺れみたいでした。
あわててすぐに鉄柱をとりつけてもらったのですが、そのあとも網戸が飛ぶ。畳が濡れる。雨戸が閉まらなくなる。玄関のたたきが水浸し、壁に地図のようにシミがはいるなど不都合が数年続き、そのたびに連絡してきてもらいました。
そのうち担当者が転勤し、(雲隠れ?)、会社との連絡も途切れがちでラチが開かなくなり、地元三田の建築士にすべて修理を任すようになりました。
その人の話では、このニュータウンでたくさんの住宅を建てている、有名住宅メーカーの造った既成物件は、みかけはいいが、部分、部分の修理に応用が効かないとのこと。
雨戸がスムーズに動くように桟?を機械でもちあげてもらったり、壁紙の張替え、風呂場や洗面所のリフォームなどずいぶんお金を遣ってしまいました。
それでも住めば都でそのうちいいところの方が目につくようになりました。
神戸-大阪の中間地点で便利ですし、前に家がないので、風通しがよくて明るい。居間のサッシから庭一面の季節の移り変わりが楽しめる。
30年間、生ごみを埋めつづけたせいで、空き缶がごろごろしていた庭の地面はふっくらと生き返り、そのうち草花の生育を始めて、いまは自前で室内を飾ることができるようになりました。
3匹の猫、イタチ、キツネ、蛇、さまざまな虫たちも一緒に。
気持ちのいい友人たちにも恵まれ、別荘にきたみたい! と私以上に喜んでくれるので、この30年は月例会の場所になっています。
今回、プチ土砂崩れを目前にして、正直、古谷さんがおっしゃるように、このまま数世代使えるような戦艦大和のような鋼材で、すぐにでも建て替えたいのですが、いまのところ住宅に火災総合保険をかけて、地震対策をしているだけなんです。
部屋の整頓すら億劫なお年頃になってきたいま、もっと面倒くさがり屋の同居人の意見も特にないまま終わりそうです。また費用の問題も大きいですし。
幸いにも、外出先で地震とか水害にはまだ会ったことがないラッキーな人生で、このまま行ければいいのですが、・・・。
それともまとめてドバッと恐ろしい終末が待っているのでしょうか?
お久しぶりなのでだらだら長くなってしまいました。ごめんなさい。
頓首再拝