花談議304≪ヒトマチ点描=パウ・ブラジルの花をもう見た? ニッケイ新聞WEB版より≫

2018年8月28日

 
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リベルダーデ広場で見ごろのパウ・ブラジルの花
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パウ・ブラジルの木の遠景
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

「パウ・ブラジルっていう名前は有名だけど、実際に花を見た事ある人は少ないでしょう?」――サンパウロ博物研究会にも所属する、戦後移民の小山徳さんが一風変わった写真を持ってきてくれた。
 「写真を見せると『蘭じゃないの?』という人もいるが、これが実物」といって黄色い花弁の中央が赤くなった房が無数についた写真を見せた。「3、4年前から咲き始めて今年は最高。この木はなかなか花が咲かないことで有名。場合によっては30、40年経って、はじめて咲くこともあるとか」という。
 「枝が折れたら真っ赤な樹液がでてくる。昔はそれが染料として有名だった」とさすがに博識だ。ブラジルの国名の元になった植物ゆえに、確かに花の形ぐらい知っていても良さそうだ。
 場所は聖市リベルダーデ広場。マクドナルドを背にして、タクシー乗り場の一番左側にある。「今週いっぱいが見ごろでは。リベルダーデ商工会で名札でも付けたら?」と薦めた。(深)