花談議473 ≪パイネーラに付いて≫ サンパウロの松村さんからの返信です。
出石さん、横から失礼致します
鈴木貞次郎は日本移民の父の一人ですね。学生時代正岡子規に師事し俳句と短歌の指導を受けています。1966年私が渡伯した時は鈴木南樹と呼ばれていました。
そして、コ-ヒー園を経営したり、ブラジル各地を調査して歩いています。ブラジルの奥地に行くと秋(2月から4月)、30mもある大木が桜色に輝く満開の花をつけて野原や山の中に何十本と現れます。あまりに綺麗なので南樹は近づいて行って、出くわしたパイネイラの木の有様を『ヌーボー式にぬっと』と呼んだのは「ぬうっとぼおっとしているくせに、(急に)ぬっと現れたすりこぎの様に突っ立っている木」と表現したのではないでしょうか。
添付の写真がその有様を出していたら分かりやすいのですが。
松村