花談議478 ≪前田さんの逝去とイペーアマレーロ≫地元ポルトアレグレから。
日本祭りが無事終了し一息付いたところですが、この日本祭りに今年は少し早い感じのイペーアマレーロが各所で満開になっており9月7日のブラジルの独立記念日前後に咲くブラジルの国花イペーが8月中旬の日本祭り前後に咲いていました。
昨夜遅く(ブラジル時間)杉井さんから驚愕の知らせが入っているのを見ずに寝てしまいましたが、今朝起きて鹿児島県霧島にお住いの前田久紀さんが亡くなられたとの知らせに驚きました。前田さんとは、鹿児島大学の有隅先生とブラジルの国花イペーの花を日本で咲かせようと始めた花咲か爺の会の創設者の御一人で長年のイペーの花を通じての仲間でした。日本では、『花の下で春死なん』と云う言葉がありますが、ブラジルの国花、黄色いイペーアマレーロの花が散るこの時期に前田さんが先に逝ってしまいました。前田さんが精魂を込めて寒い地方にも生き延びて花を咲かせる耐寒性の強いイペーを育てる事に心血を注ぎ、寒い北海道でも育ててて居られた結果を見ぬままに逝ってしまいました。イペーの花を日本に咲かせようとの願いは、この花咲爺の会の夢であり、今後も続けて行きたいと思います。日本時間8月25日(日)の午前10時が前田さんの告別式とのこと、現在ポルトアレグレで咲いているイペーアマレーロの写真を前田さんの墓前に捧げご冥福を祈りたいと思います。何時の日か予備校からの同窓生、谷君や先に逝った681人の同船者の仲間、前田さん始め私たちの50年!!の仲間達に『おおよく来たな』と気持ち良く出迎えて貰えるあの世に行くのを楽しみに生かされている余生を先に逝った仲間達に捧げたいと思います。この時期に撮ったイペーアマレーロの花を供えて前田さんのご冥福を地球の裏側からお祈りしたいと思います。静かにお休みください。又お会いできる日を楽しみにしています。