花談議480 ≪古谷さんの青春日記番外編に対するしゅくこさんの返信≫

 

古谷さ~ん

              しゅくこです

 

「青春日記」楽しく、時には笑いながら3回、繰り返して拝読しました。

 

いつもありがとうございます。

古谷さんのお話にはよくお母さまが登場しますね。愛情たっぷりに育ててくださった素晴らしいお母さまです。それに周りの方たちの描写はいつも優しくて、読後もその温もりがその場に残っているのが印象的です。

 

全盲の鍼灸師のお話も面白かったです。そのおばあさん(おじいさん)?が、後に京大法学部名誉教授、日本学士院の会員になられた龍田さんの、少年の頃の頭を撫でただけで、「この子は将来、偉い人になる」と予言された。それを聞き及んだお母さまが、龍田さんをKeiji少年の家庭教師にしたとか。鍼灸師が古谷少年の頭を撫でてもなにも言及しなかったのはどうしてでしょうね。鍼灸師には、理解不能だったのか、想定外だったのか。

コーヒーをのみながら楽しませていただきました。muito obrigada

 

写真は今年の夏もなんとか生き延びた高齢のシロ

 

 

 

 

 

 

 

しゅくこさ~ん

           古谷です

 

随分前に、ネタ切れで「青春日記」の記載を止めましたので、最後の番号を忘れました。従い、この日記を番外とします。

 

空襲で焼け出される(昭和2002月)前は、私は、山陽電鉄の月見山駅の近くに住んでいました。

幼稚園に通う前のホンの餓鬼の頃、悪戯が過ぎて庭の灯篭から滑り落ちて怪我をしたり、風邪をひいたりすると、母は私を一駅西の「須磨寺駅」の近くの鍼灸院へ良く連れて行きました。

 

院長は、全盲のお婆さんでしたが、腕は確かで地元では有名でした。

これも申し上げた事ですが、外大受験前の一年半、長田高校の先輩で当時京大法学部の学生だった龍田節さんに、英語と数学の受験指導を受けました。私が曲がりなりにも、現役で外大に入学できたのは、高校三年生の時の英語の教師と龍田さんのお陰です。

 

実は、うっかりした事に、外大入試合格のお礼を申しあげたきりで、外大では遊ぶ(サッカー)のに忙しく、会社では海外駐在もあって、ついつい龍田さんとはご無沙汰してしまいましたが、何を思ったが、数日前に龍田さんが大学に残られた事を思い出し、京大の資料をあたった処、京大法学部名誉教授、日本学士院の会員になられているのを知り、驚いた次第です。

 

   https://www.japan-acad.go.jp/japanese/members/2/tatsuta_misao.html

 

実は、上述した須磨寺駅の近くの鍼灸院の全盲の院長が、子供の頃の龍田さんの頭を撫でて「この子の大変賢いオツムを持っている。大きくなったらエラクなるよ」と言ったのを、私の母が聞き及び、

龍田さんに私の家庭教師をお願いした経緯がありますが、全盲の鍼灸師が撫でるだけで、オツムの良し悪しを言い当るのには、吃驚したのを覚えています。

 

鍼灸師が言った賢い人の頭はどんな形をしているのか? サッカーの球の様な真ん丸なのか、ラグビー球の様な楕円体なのか、知る由もありませんが、少なくとも私のオツムには何も言わなかったので、並みか並み以下でしょう。それとも余程変形しているのか?

 

その鍼灸師が、若しトランプ大統領やプーチン大統領の頭を撫でたら何と言うだろうかと思っています。

 

遠い、トオーい昔の話です。 以上。