花咲爺の会井川会長のステイトメント 爺の会の過去、現状、今後!

 

和田さん、池田さん、小出さん、「花咲爺の会」会員のみなさま

        花咲爺の会 会長 井川實

本日和田さんより、池田さん、小出さんが運営しておられる『イペー研究会』への参加および将来の情報・意見交換についてのご希望のメールをいただきました。そして、そのメールに対する池田さんのご返事も拝読いたしました。そして、それについて、小生の理解と見解を求めておられますので、小生の考えを述べさせていただきます。

1.この会は「私の会」ではありません。和田さんの文中「爺の会は井川の会」とありますが、そうではなくて、これは、「50年の皆様の会」ないし、強いて言えば「和田さんの会」です。そもそも5年前の1965年『言い出しベエ』の和田さんから 会長就任を依頼されたとき、私は、和田さん、池田さん、石田さんをはじめとするブラジル在住の日系移住者の皆様の「故郷日本へイペーを咲かせたい」という熱意に打たれ、有隅先生や前田さん・小出さんたちの献身的なご努力に感動したので、その皆様の「お手伝い」をするつもりで会長をお引き受けしたのです。そして、その翌年,会が分裂し、有隅・池田・小出さんが脱退されたとき、小生も会長を辞任すべきだと思い和田さんに申し出ましたところ、「会長を継ぐ人がいないため、会を消滅させることになる」と言われ、それでは苗の生育を依頼中の東京都農林総合研究センターやイペーを移植させてもらった神代植物園、神奈川県鶴見区その他の自治体にあまりにも失礼な「投げ出し辞任」になるので、とにかく次期会長が見つかるまで・・と思い、今日まで細々とささやかな活動を続けていますが、決して私の会だなどとは思ってもいません。したがって、和田さんが「イペー研究会」へ会として参加し、相互乗り入れや意見・情報交換をされたいと言われるのも当然のお気持ちだと思い、まったく異議はありません。いや、できればそう願いたいと思います。 また、次期会長を引き受けて下さる方がおられるようでしたら、いつでも辞任させていただきます。

2.「イペー研究会」について。分裂後、前田さんにはいろいろと質問し、イペーの種子輸入手続きなどに関してアドバイスをいただき、「池前アルバ」の最新の苗の提供をお願いして「そのうち・・」というご返事をいただいたこともありましたが、残念ながら他界されて、そのままになりました。小出さんとも、吉永さんを偲ぶ会でお会いした時、「我々は東京都のイペーよりずっと優れたイペーを確保している」というお話をうかがいましたので、かねて故伊波洋之助横浜市議と計画していた「横浜市山下公園へのイペー移植」について、できれば小出さん所有の優れたイペーを、できれば小出さんが中心となって、学移連として横浜市へ移植してもらえないでしょうか」と、学移連松田会長やアルファインテル佐藤さんへも併せてお願いしたのですが、小出さんから「おことわりします」という短いメールをいただいて、それきりとなりました。今回池田さんからのご返事を拝読し、大変残念です。多分、前から言われていることですが、「イペーの研究や改良のための努力もせず、安易に不確かなイペーの移植をする花咲爺の会とは付き合いたくない」ということでしょう。たしかに我々は学者でもないので、イペーの研究もできず、改良の努力もせず、ただ送られてきた種子を撒き育て、移植するだけしか能のない我々は、「かえってイペーの評価を下げる迷惑な存在」だと思われているようですね。できればもう少し広い視野から(上から目線でもかまいませんが)我々を見て、優れた情報や種子をたまには分けてください。そして、われわれがご協力できる場合があれば、どうか遠慮せず、声をかけてください。

3.今後の「花咲爺の会」・・これまでのところ、わが会の業績は、まったくゼロに近く、書くのも恥ずかしいほどです。唯一東京都立川市に育った100本強の樹も、数年前移植した横浜市鶴見区の樹も世田谷区駒沢オリンピック公園の樹(枯れて全数伐採)も5年以上の樹木なのに、見事に一本も開花していません。ほかの自治体でもまだ咲いた花は見られません。ただ、千葉県一宮市の稲見さんのトレーラーハウス前、それに東京都大田区五味さん宅前で開花を見たぐらいです。そして、私の家のベランダでも、これまで苗がまともに育ったことがありません。それでも、関東では、この稲見・五味・井川のコンビが仲良く・機嫌よく力を合わせて、ささやかな活動を続けていますし、関西からは、久留米のはなさん、三田のしゅくこさん、神戸の出石さんといった方々から明るい報告が頻繁に飛び込んできますので、我々としては前向きの充実した日々を送っている積りなのです。今後も立川市の若木や、千葉県白子や一宮で育成中の若木の生育を待ち、はなさんの育てられた「アルゼンチン産イペー」や「早咲きイペー」の種子などをいただいて、じくじくと地道な努力を重ねて、いつの日か関東以北にも見事なイペーの花を咲かせたいと思います。どうか皆様、その日をお楽しみに・・。(今年仙台や常総市、太田市で開花が見られたことは、ほんとうに嬉しいことですね。勇気百倍です!)

 以上、まことにさえないショボクレたお返事ですみません。しかし、念のため申し添えますが、私はこの会長の仕事をイヤイヤやっているわけではありません。生来の怠け者で、うまくはやれませんが、この仕事のおかげでいろいろなすばらしい人々に出会え、珍しい経験もさせてもらって、楽しい思いをさせていただき、心から皆さまに感謝申し上げております。最近体調を崩し、歩くことも十分できなくなり、ご迷惑をお掛けしていますが、それだけはご勘弁ください。  (令和2年5月18日記)