今年、イペーの花は咲きませんでした≫ 仙台の洞林寺吉田俊英住職のBLOGより転載させて頂きます。

 

 

 イペーという木を知ってますか? 

 

 

 

  ブラジルでは一般的な植物です。日本には、移民の方々が里帰りした時に種や苗木を持ち帰って植えたものが植生しております。但し、従来は沖縄・九州・四国などの温暖な地域でしか生育しませんでした。本来イペーは寒さに弱い植物だからです。下記のリンクをクリックして過去のブログ記事を読んでいただけばおわかりただけますが、基本の風土や気候に適したイペーを栽培する取り組みをする方々が居られます。そういう方々の御尽力で、「北限のイペー」が洞林寺に植えられております。

 

 苗木を植えて5年目の昨年、やっと花が咲きました。

 

 今年も咲いてくれるだろうと思っておりましたが、残念ながら咲きませんでした。

 

 2016年6月、縁在ってイペーの苗木を言えて頂いてから5年経ちました。

ブラジルの国花イペーの樹の苗木が洞林寺に植えられました | 花は愛惜に散り ー 仙台 新寺 洞林寺住職のブログ (ameblo.jp)

 

昨年5月にようやく開花しました。

ブラジル原産の樹木イペー 日本北限での開花 | 花は愛惜に散り ー 仙台 新寺 洞林寺住職のブログ (ameblo.jp)

 

河北新報の記事にも載りました。

洞林寺のイペーが、今日の河北新報朝刊に載りました | 花は愛惜に散り ー 仙台 新寺 洞林寺住職のブログ (ameblo.jp)

 

 

今年も咲いてくれるだろうと、期待しておりました。

但し、今年1月に強い寒波が到来し、かなり気温が下がり地面が凍結しました。

1月9日の仙台市中心部の最低気温はマイナス7.6℃を記録してます。

 

 

 

寒さのせいか、枝が数か所かれてしまいました。苗木を植えてすぐの冬に強烈な寒波が来ていれば、イペーの木全部が駄目になっていたかもしれません。

5月に新芽が出るまでは、かなり心配しておりました。

3月4月の気温が低かったせいなのでしょうか、去年よりも新芽が出るのが遅かったです。

 

 

            

            2021年5月12日 撮影

 

新芽は出ているんですが、花の蕾は出てきません。

               2021年5月18日 撮影

 

昨年の新聞記事を見て「是非実際に咲いている所を見たい。」「今年はイペー、咲きましたか?」という問合せが数件ありました。

熱心な方は4月下旬から5回ぐらい電話での問合せがありました。

私の責任ではないけれど、

「すみません。まだ、咲いてません。新芽は出てきました。」

「新芽が伸びて、葉っぱになってきてます。花の蕾は出てこないようです。」

「すみません。」直接様子を見に来られた方も居たようです。

問合せも有るし、ブラジルの関係者には知らせなければいけないと思っているので、5月から6月にかけて何度か写真を撮りました。

 

                      2021年5月26日 撮影

 

           

                         2021年5月28日 撮影

 

 残念ながら花は咲かなかったけれど、葉が生い茂り樹高も伸びているようです。

 

 

              2021年7月18日  撮影

 

花は咲かなったけど、勢いよく葉が繁り、樹高も伸びております。

来年の開花に期待しましょう。